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有頂天家族・面白きことはよきことなり

音楽・映画・本

著者:森見登美彦 発行:2007年9月25日 出版:幻冬舎

あらすじ
京都の狸界をまとめる名門の家長・下鴨総一郎が、金曜倶楽部の狸鍋におちて倶楽部の面々に食べられてしまった。
狸界の頭領は「偽衛門」という名を代々受け継ぐのだが、その偽衛門が人間たちに
食べられたことで、京都の狸界は次の偽衛門を選出しなければならなくなった。

それからというもの、下鴨家の長男・下鴨矢一郎と相対する夷川家・夷川早雲による
跡目争いは、狸界と人間界だけでなく天狗界まで巻き込んで大騒動を繰り広げる。
そしてその年の師走、金曜倶楽部はまた狸鍋を食すため、具材となる狸を手に入れようと
画策する・・・。

化け術が得意で要領の良い下鴨家三男・下鴨矢三郎は、長男を助けるため東奔西走する
が、もはや天狗の力を失った赤玉先生や、 父の総一郎を食べた生天狗の弁天に、惚れた
弱みで振り回される。
六道珍皇寺の井戸に引きこもる次男・矢二郎、すぐにしっぽを出す四男・矢四郎、そして何より美狸で心優しい母とワンチームとなり、京都中を駆け巡る毛深い家族の痛快で
深い愛情物語。京都の街中が目に浮かぶような文章がこのうえなく魅力的な作品。

京都狸界の名家:下鴨家はその名の通り下鴨神社に住んでいます。
一方、夷川早雲は夷川発電所で偽電気ブランなるお酒を製造し、手広く商売をしています。

が、この下鴨総一郎と夷川早雲は実の兄弟で、弟の早雲は夷川家に養子に出されました。
いつしか距離の出来たこの兄弟。総一郎は、自分の子供たち4兄弟に、自身のように溝が
出来ることを心の底から恐れていました。

それもそのはずです。兄弟といえど心は自分一人のもの、成長するにつれ思いは変わるのです。

京都には人間天狗が暮らしている

ここまで堂々と森見先生が書きたくると、本当にそうなんだと思わずにいられません。

下鴨神社にいくと、どこかに下鴨家4兄弟がいるようです。夜そっと訪れると神社の舞台で

下鴨一家がお月見をしているかもしれません。

アイキャッチの赤い祠の横にある井戸は矢二郎が蛙になって引きこもった「六道珍皇寺」の

井戸です。小野篁が夜ごと冥府に通う時、この井戸から入ったと言われています。

上からのぞいてみるとシダの葉が茂り、アニメとよく似ていましたが冥府に届くほど深くは

ありませんでした。

左は古い時の南座。右が菊水楼。

弁天が赤玉先生を置き去りにして

飛び越えていった場所。

レトロ感がたまりません。

京都には「ぶぶ漬けでもどうです」という言葉があるとよく言います。

それに甘えて長居や家に上がり込んだりすると、「遠慮のない」と思われます。京都人からすると

恥をかかなさいよう、それとなく帰宅を促したり、せっかく来たのになんのお愛想もない言葉では

いけない、せめてもの気遣いという意味だそうです。そういう風土が、狸が人間に化けて暮らして

いるような錯覚を起こすのでしょう。

有頂天家族アニメ公式

アニメ化もされ、大評判になりました。

陰陽師と同じように、京都という場所は

私たちにとって、異世界なのです。

現代版異世界しかもファミリードラマ仕立て

が、読む者観る者の共感と郷愁を呼び起こ

したことが、この小説の大ヒットとなったの

かもしれません。

今京都は伝統の祇園祭も人手がなく、昔のしきたり通りでは存続しにくくなり鉾や山車の

担い手やお稚児さんも、町内にかかわらず参加してもらって支えています。

祇園祭の宵祭りの夜は、四条通りも歩行者天国でごった返していますが、鉾の提灯はとても

幻想的です。この幻想風景がいつまでも続き、狸や天狗がずっと暮らす街であってほしいと

思います。

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